OpenCU ワークショップ ワークショップデザイン入門〜学びと創造の場作りの手法を学ぶ〜 (2)

今回も大変学びの多い時間でした。これで1万円は安すぎる!前回に引き続き紙上リフレクションをしてみます。

1. ワークショップとは何か?
ワークショップデザインは「気付いていない課題の核心に気付かせるための問いのたて方」ということでした。ワークショップは気付きを促すための問いに対して行う学習活動と言ってもいいのかな。ここでいう「気付き」が「見つけた!」なので、発想とワークショップの相性がいいのかな。学ぶこと、気付くこと、思いつくことの関連が自分の中ではっきりしません。どうつながってるんだろう。

2. 創発のための介入
アイデアを創発するワークショップでブレイクスルーを起こすには「既存の発想をどう壊すか?思い込みを壊すための工夫」が必要ということでした。その方法として以下の方法が紹介されました。

・ゲストにワークショップのテーマと外れた第三者を呼ぶこと(対象の専門家は呼ばないこと)
・ワークショップの課題が持つ固定概念に矛盾するような視点を付与する

また、発想を壊しているパターンとしてサンドイッチマンのコントが紹介されました。文脈をくずす「ボケ」はイノベーションの発想と同じだとのことです。講師の安斎さんはある企業のアイデア発想のためのワークショップでサンドイッチマンが起こす笑いの仕組みについて紹介し「カメラでボケる」という課題から本番のワークを始めていました。なるほどなー。そしてこれがこのワークショップの「足場かけ」だとのことです。

この足場のかけ方が絶妙でした。「カメラでボケる」は敷居が高い課題かなと思いました。技術的敷居だけじゃなく心理の敷居も。なぜかというと、これは要するに大喜利。思いつくのも大変だし、スベると恥ずかしい。僕の不安に対し、安斎さんはボケのテンプレートとツッコミのパターンを複数用意することで、穴埋め式でボケを考えられるようにしていました。これで技術的な敷居が下がり、さらにゴールを「笑いをとる」から「ツッコミを受ける」に少し格下げされることにより、心理の敷居も下がったんじゃないかと思います。発想を壊すための足場と、実際にワークするための足場、どちらも両立できる足場を用意しているのです。すごい、ものすごくすごい。

以上、敷居を下げる話は完全に僕の妄想です。安斎さんには確認していません。こういうところを瞬時に質問できるようにならないとなー。

3. その他感想
ブレイクスルーには固定された概念を壊す「足場」をかけるとよいことが学べました。ファシリテーターはこの足場を見つけるセンスが必要なんだろうなー。センス、というか足場を見つける視点とか制約設定かな。学習に対する知見、課題に対する仮説、趣味教養…うん、何が必要なのか定まらないです。

このエッセンスを現場で生かす方法も考えたいです。コンセプトレベルの検討に使うのに適していそうなエッセンスはたくさん発見できましたが、もっと狭いテーマを扱う打ち合わせやレビュー会の方で使うには難しそうです。いや、そもそもこのような打ち合わせやレビュー会みたいな仕事の仕方がブレイクスルーを生まないプロセスなのであって、今の仕事に生かすという発想からジャンプすべきなんでしょうね。仕事のやり方そのものからプログラムすることを考える方向へと。

あとは実践。このワークショップに参加している方を集めて実践の機会を設けたいです。どんなやり方がいいかな。考えなきゃ。