UIデザイン関連おすすめ書籍11冊 (初級編・中級編)

ときどき「UIの勉強をするのにどんな本を読めばいいですか?」と聞かれるのでまとめました。極力ベーシックなもの、かつ実務に使えるものを選んだつもりです。

初級編




ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―
わかりやすく、とっつきやすく、網羅性があり、分量が少ない、という点で初めてUIやユーザビリティといった概念に触れる方に私が一番おすすめしたい書籍です!!





IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
こちらも網羅性が高いですが、プロセスが明確で実業務を意識できる内容です。こちらもとてもわかりやすく、かつ具体的で大変勉強になります。





ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます- (RD Books)
UX界隈に君臨する神の一人、ヤコブ・ニールセンの超有名コラムのまとめ。書籍としてまとまっている事例はちょっと古いですが、ニールセンがいつも「新しい時代もUIの原則は変わらない」と言っているように、2016年現在でも十分使えるセオリーばかりです。

ニールセン博士のAlertbox (翻訳記事)
Alertbox – Nielsen Norman Group





インタラクションデザインの教科書 (DESIGN IT! BOOKS)
Chapter 3「インタラクションデザインの基礎 」に、ソフトウェアの目指すべき基本的な方針が書かれています。Alertboxと合わせてどうぞ。



中級編




誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論
UX教への入信書であり聖典。UIやUXを学ぶならまずこれを読むべし!と言われる本ですが、UIに興味の薄い段階でこの本を手に取っても、読む前に重さと分厚さに心が折れるのが先かなと。なので私はUIに興味の出てきた中級の方へおすすめします。





コミュニケーションの心理学―認知心理学・社会心理学・認知工学からのアプローチ
「誰のためのデザイン?」に書かれている認知心理学の話に興味が持てた方におすすめ。タイトルから想像できませんがUIデザインのことが学べる書籍で、特に「わかる」という側面を中心にまとめられています。個人的にかなりおすすめなのですが、同意を得られたことはないです…。





About Face 3 インタラクションデザインの極意
UX神アラン・クーパーの書籍。「ゴールダイレクテッドデザイン」のアプローチを通してアプリ企画から開発までのプロセスを細かく一通り学べる書籍です。実務としてUI(というかUX?)デザイナーが関わる範囲がよくわかります。さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションについても学べるので大企業のインハウスUIデザイナーや大規模開発にかかわるUIデザイナーにおすすめ。1度だけではなく2度、3度と読んでも学ぶことが多いスルメ系の書籍。ただ分厚すぎて電車で読めないです。電子化希望。





Webサイト設計のためのデザイン&プランニング ~ドキュメントコミュニケーションの教科書~
リーンやらアジャイルやらの流行でドキュメントコミュニケーションが不要…という体制なら良いのですが、まだまだドキュメントは必要です。この書籍ではデザインのドキュメントコミュニケーションについて学べます。私は「エンジニアと仕様のやりとりをうまくこなすところまでがUIデザイナーの仕事だよね派」なので大変勉強になりました。





マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部
「トリガー」「ルール」「フィードバック」「ループとモード」に分けてインタラクションを解説していて、UIのふるまいについて考え方や視点を整理してくれます。世界中で絶賛されてるっぽいです。ソフトウェアと密に関係する記述が多いのでエンジニアの方にも読みやすいかと。





デザイニング・インターフェース 第2版 ―パターンによる実践的インタラクションデザイン
デザインパターンとUIコントロールのリファレンスです。机に一冊置いてあると困ったときに便利。これも古いですが基本的なコントロール部品は今も昔も大きく変わらないので今でも使える書籍です。各種OSのガイドラインと合わせてどうぞ。

(参考: 各種OSガイドライン)
iOS ヒューマンインタフェースガイドライン
Design | Android
Windows デスクトップ用アプリケーションの設計
OS X Human Interface Guidelines





ユーザ中心ウェブビジネス戦略
Webの書籍ですがアプリにも生かせる書籍です。手法やアプローチが現実的で大変参考になると共に、前書きに書かれているとおりビジネスにとってUIやその評価を繰り返すことが大切な理由がよくわかります。


私が書籍を選ぶときに気にしていること

ビジュアルデザインや情報構造、デザインパターンの書籍は多いのですが、UIのふるまいについて書かれている書籍は少ないので、マイクロインタラクションのようにふるまいが書かれている書籍は積極的に読むことにしています。あとは以下のような感じで。

・UIと遠からず近しい知識を得られそう
・知らない知識を体系的にまとめられていそう
・Webで学べないことが書いてありそう
・業務を効率化できそう
・信頼できる人の紹介


お金をかけずに読む!

書籍は勉強になりますが財布にやさしくありません。必要性があるならまだしも「ちょっと読んでみたいな」程度の書籍に2~3000円近く出すのは厳しいです。そこで私は電子書籍や図書館を利用して節約しつつ本を読んでいます。

電子書籍は元の価格が少し抑え目で、しかもポイントの利益率もそこそこ。ときどきキャンペーンで500円ぐらいポイントをくれたりと太っ腹。欲しい書籍は普通に、ちょっと気になる書籍はキャンペーンやポイントで。

図書館であれば失敗しても痛みがないので、冒険するのにおススメ。2年ぐらい前、図書館で私が生まれた頃にノーマンが書いた「情報処理心理学入門1 感覚と知覚」という本を発見。これは勉強になるぞ!と思い(ミーハー恥ずかしい)はりきって借りたのですが中身全然わからず10ページぐらい読んですぐに返却をキメました。恥ずかしや。